SBIのファクタリング「入金QUICK」は、SBIの請求QUICKのオプションサービスです。公式HPでは、業界最安水準の手数料とされています。最短2営業日で資金化できるため、スピーディに資金調達ができそうです。
今回は、SBIのファクタリング「入金QUICK」の内容やメリット・デメリット、申し込みの流れを解説していきます。
SBIの請求QUICKの機能も活用できるため、経理業務の効率化も図れると思います。
SBIのファクタリング「入金QUICK」とは?
(出典:SBIビジネス・ソリューションズ㈱公式HP)
SBIのファクタリング「入金QUICK」とは、2022年6月にリリースされたSBIの請求QUICKのオプションサービスです。SBIグループの子会社が提供している商品となっています。
詳しくは後述しますが、SBIの請求QUICKで発行した請求書を売却して資金を調達できます。SBIの請求QUICKと連動しており、手続きはWebで完結するため簡単な操作で利用できるようです。
最短で2営業日後には資金調達でき、公式HPでは業界最安水準の手数料とされています。
ファクタリングも2者間で行われるため、取引先に知られる心配も少ないはずです。
ここからは、ファクタリングとは何か、SBIの請求QUICKや運営会社の基本情報を解説します。
ファクタリングとは?
ファクタリングとは、請求書を売却して資金を調達する方法のことです。2者間で行われる2者間ファクタリングと、3者間で行われる3者間ファクタリングがあります。
2者間の場合は、事業者とファクタリング会社のみで取引できますが、3者間の場合は取引先も加わります。
ファクタリングサービスを利用していることを取引先に知られるのは、事業者にとってリスクとなります。
そのため、2者間ファクタリングの方が安心して利用できるでしょう。
SBIの請求QUICKとは?
(出典:SBIビジネス・ソリューションズ㈱公式HP)
SBIの請求QUICKとは、SBIグループの子会社であるSBIビジネス・ソリューションズが行う請求書発行システムです。請求書の発行から入金消込・仕訳といった経理の業務を1つのシステムで行えるようです。
経理の負担や不満を解消して、効率よくするためのツールとしてSBIの請求QUICKは開発されました。
1つのシステムで業務が行えることで、経理のミスを防ぎつつ手間も省けるようです。また、経理をサポートするための機能も備わっているため、業務効率化が図れるツールとなっていると思います。
最大3ヶ月間の無料期間もあるため、利用すべきかどうか判断したうえで本格運用ができるでしょう。
SBIの請求QUICKに登録することで、SBIのファクタリング「入金QUICK」も利用できるようになります。
運営会社の基本情報
SBIのファクタリング「入金QUICK」とSBIの請求QUICKの運営会社は、SBIビジネス・ソリューションズ株式会社です。
SBIビジネス・ソリューションズは、1989年9月に設立されました。IT技術を活用して主に、バックオフィス業務の支援をするサービスを提供している会社です。
基本情報は以下の表にまとめました。
会社名 | SBIビジネス・ソリューションズ株式会社 |
本社 | 東京都港区六本木一丁目6番1号 泉ガーデンタワー |
設立 | 1989年9月 |
資本金 | 3億5千万円(資本準備金なども含む) |
代表取締役社長 | 夏川 雅貴 |
事業内容 |
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SBIのファクタリング「入金QUICK」のメリット
SBIのファクタリング「入金QUICK」のメリットは主に2つで以下のとおりです。
- 最短2営業日で資金調達できる
- SBIの請求QUICKから簡単に申し込みができる
Webで手続きも完結するため、スピーディかつ手軽にファクタリングを行えるようです。それぞれ詳しく解説します。
最短2営業日で資金調達できる
SBIのファクタリング「入金QUICK」のメリット1つ目は「最短2営業日で資金調達できる」ことだと思います。
ファクタリングは、借入と異なりスピーディに資金調達できることがメリットです。そのため、申請から資金調達までに時間がかかるとファクタリングを利用する意味がありません。
SBIのファクタリング「入金QUICK」では、申請から最短2営業日で振込ができるため、スピーディな資金調達ができそうです。
ただし、初回の場合は申請から資金化までに最短6営業日の時間がかかるため注意が必要だと思います。
SBIの請求QUICKから簡単に申し込みができる
SBIのファクタリング「入金QUICK」のメリット2つ目は「SBIの請求QUICKから簡単に申し込みができる」ことだと思います。
SBIのファクタリング「入金QUICK」は、SBIの請求QUICKのオプションサービスです。SBIの請求QUICKで発行した請求書を選択して申請するだけで簡単に手続きができると思います。オンラインですべて完結するため、審査の面談も必要ないようです。。
また、SBIの請求QUICKの機能をすべて活用できるため、請求書の買取だけではなく、経理業務全般の効率化も図れると思います。
SBIのファクタリング「入金QUICK」のデメリット
SBIのファクタリング「入金QUICK」のデメリットは主に以下の2つだと思います。。
- 法人が対象のため個人事業主は利用できない
- SBIの請求QUICKに登録しなければならない
SBIのファクタリング「入金QUICK」には、メリットだけでなくデメリットもあるようなので、理解したうえで利用しましょう。それぞれ詳しく解説します。
法人が対象のため個人事業主は利用できない
SBIのファクタリング「入金QUICK」は法人が対象のため、個人事業主は利用できません。これは、SBIの請求QUICKでも同様です。
また、条件として法人の方でも業歴が1年以上に限られるため、他社のファクタリングサービスと比べると敷居は高い条件にはなっているといえます。
SBIの請求QUICKに登録しなければならない
SBIのファクタリング「入金QUICK」を利用するには法人であること以外に、SBIの請求QUICKへの登録が必要です。
しかし、SBIの請求QUICKに登録してしまえば、オンラインで簡単に手続きができるようになります。
SBIの請求QUICKの機能も利用できるようになるため、手続きも簡単にできたり、経理業務も楽になったりすると思います。
SBIのファクタリング「入金QUICK」の利用シーン
SBIのファクタリング「入金QUICK」の利用シーンは主に以下の2つのようです。
- 資金繰りの課題を解決したいとき
- 請求書関連業務を効率化したいとき
ファクタリングを利用するときは、資金繰りに課題のある状況であることがほとんどです。SBIのファクタリング「入金QUICK」は、取引先に知られずにスピーディな資金調達をしたい方には向いていると思います。
また、SBIのファクタリング「入金QUICK」を利用することで、SBIの請求QUICKの機能も活用できます。すべてオンラインで完結するため、手続きも簡単のようです。
SBIのファクタリング「入金QUICK」の利用条件
SBIのファクタリング「入金QUICK」の利用条件は以下の2つです。
- 法人で業歴が1年以上ある
- SBIの請求QUICKに登録している
SBIのファクタリング「入金QUICK」はSBIの請求QUICKのオプションサービスになるため、登録は必須です。
また、業歴が1年以上の法人でなければ利用できないことから、敷居は高いといえます。法人でなければならないため、個人事業主の方は利用できません。
SBIのファクタリング「入金QUICK」の申し込みまでの流れ
SBIのファクタリング「入金QUICK」の申し込みまでの流れは以下のとおりです。
- SBIの請求QUICKに登録する
- Webの申込画面から申し込む
- 取引先審査の申請を行う
大きく3つの流れがあるため、それぞれ詳しく解説します。
SBIの請求QUICKに登録する
まず、SBIの請求QUICKのホームページからアカウントを作成します。名前や会社名、電話番号を入力すれば、無料体験を始められるようです。継続利用の申し込みをすれば、すべてのサービスを利用できます。
SBIのファクタリング「入金QUICK」は無料体験ではなく、継続利用の申し込み後に利用できるようになるようです。利用する方は、継続利用の申し込みを忘れないようにしておくとよいと思います。
Webの申込画面から申し込む
SBIの請求QUICKの画面から必要情報の入力と審査に必要な書類を提出します。必要書類を提出後、契約審査が行われます。
公式HPによると必要な書類は以下の4つのようです。
- 直近2期分の決算書
- 直近6ヶ月分の入出金明細
- 登記簿謄本(発行してから3ヶ月以内のもの)
- 代表者の本人確認書類
また、SBIのファクタリング「入金QUICK」を利用するにはSBIの請求QUICKの自動口座登録が必須のようです。こちらは事前に済ませておくと楽に進められると思います。
取引先審査の申請を行う
取引先審査の申請を行うには、「取引先マスタ」に取引先の情報を登録します。取引先一覧に登録された対象の取引先を選択して審査申請すれば完了です。
取引先も法人のみとなるため、個人事業主の取引先は対象外となるため気をつけましょう。
審査が完了したら、請求書を選んで買取申請を行います。申請後、最短2営業日でお金を振り込まれるようです。
SBIのファクタリング「入金QUICK」を利用するときの注意点
SBIのファクタリング「入金QUICK」を利用するときの注意点は主に以下の2つだと思います。
- 支払期日ごとに回収金振込依頼書が発行される
- 30万円以上でなければ買取申請できない
ファクタリングをスムーズに行うためにもこれらの注意点は覚えておきましょう。それぞれ詳しく解説します。
支払期日ごとに回収金振込依頼書が発行される
SBIのファクタリング「入金QUICK」は、複数の請求書をまとめて買取申請できるようです。
しかし、請求書の支払期日が異なる場合、支払期日ごとに回収金振込依頼書が発行されるので注意しましょう。
例えば、複数の請求書をまとめて買取申請したときに、請求書の支払い期限がすべて12月15日だったとします。この場合、発行される回収金振込依頼書は1枚のようです。
もし仮に、まとめて買取申請した請求書の支払い期限が1枚だけ12月14日だった場合、回収金振込依頼書は2枚発行されるようです。
買取手数料は支払い期日に応じて計算されるため、手数料を抑えたいのであれば支払い期日は意識して買取申請するとよいと思います。
30万円以上でなければ買取申請できない
SBIのファクタリング「入金QUICK」は、請求書の合計金額が30万円以上(税込)でなければ買取申請はできないようです。
公式HPによると請求書の税抜金額が30万円未満であっても、税込金額が30万円以上であれば買取できると記載されています。
また、複数の請求書をまとめて買取申請するときに、それぞれの請求額が30万円未満でも、請求額の合計が30万円以上であれば買取が可能なようです。
SBIのファクタリング「入金QUICK」の評判
ここからは、SBIのファクタリング「入金QUICK」の評判を解説します。
SBIのファクタリング「入金QUICK」は、ファクタリング事業のネガティブな点をできる限り無くしたサービスです。SBIグループの子会社であるSBIビジネス・ソリューションズが提供しています。
公式HPの口コミではSBIグループの安心感があり、手数料の安さで利用したとされています。また、手続きがWebで完結するため、簡単だったとの声もあるようです。
まとめ
SBIビジネス・ソリューションズのファクタリングサービス「入金QUICK」は、2022年6月にリリースされました。SBIグループの子会社であり、SBIの請求QUICKのオプションサービスとなっています。
SBIのファクタリング「入金QUICK」を利用するには、SBIの請求QUICKに登録しなければなりません。SBIの請求QUICKに登録すれば、簡単な操作で手続きや申し込みができると思います。
また、SBIの請求QUICKの機能も活用できるため、資金調達だけでなく経理業務の効率化も図れるようです。