資金調達の方法としてファクタリングというサービスの利用を検討している方は多いのではないでしょうか。ファクタリングにも様々な種類がある中で、今回紹介するのは、個人事業主やフリーランスに特化したファクタリングサービスの「ペイトナーファクタリング(旧yup先払い)」です。ペイトナーファクタリング(旧yup先払い)の特徴や評判、メリットやデメリット、利用方法などについても分かりやすく解説しているので、利用を検討している方は参考にしてみてください。
(出典元:ペイトナーファクタリング公式サイト)
ペイトナーファクタリング(旧yup先払い)とは
「ペイトナーファクタリング(旧yup先払い)」とは、フリーランスや個人事業主に特化したオンライン型のファクタリングサービスです。ペイトナー株式会社(旧yup株式会社)がサービスを提供しており、累計申請件数は5万件を突破している人気のファクタリングサービスです。また、「MUFG:三菱ファイナンシャルグループ」「セブン銀行」などの多くの著名な企業と提携しているため、安心・信頼できるサービスであるとされています。
ファクタリングとは
ファクタリングとは、取引先から入金される予定の売掛金(売掛債権)をファクタリング業者に売却し、現金化できるという資金調達方法です。ファクタリングを利用することで、利用手数料が差し引かれた金額の現金を、予定の入金期日よりも前に調達することが出来ます。
会社情報
ペイトナーファクタリングを提供しているのは「ペイトナー株式会社」という企業です。もともとは、2019年2月にyup株式会社として設立され、「yup先払い」というファクタリングサービスを提供していました。ですが、2022年3月より「ペイトナー株式会社」へと社名変更を行い、それに伴い、ファクタリングサービス名も「yup先払い」から「ペイトナーファクタリング」へと変更されています。新しい社名の「ペイトナー」は、「Pay(支払い)」と「Partner(パートナー)」をかけ合わせて考案されました。また、サービス名に社名を用いることで更なる認知拡大を狙っているとしています。
ペイトナーファクタリングのメリットとは
様々なファクタリンサービスがある中で、ペイトナーファクタリングを利用するメリットを理解しておきましょう。以下でご紹介します。
(出典元:ペイトナーファクタリング公式サイト)
手続きがオンラインで完結
全ての手続きがオンラインで完結する点がメリットとして挙げられます。ペイトナーファクタリングはAIによる審査を導入しているため、対面の面談、電話やメールなどのやり取りが一切ありません。また、面倒な書類を準備して郵送する必要もありません。ペイトナーファクタリングでは、Web上で必要な情報を入力し、請求書の画像ファイルを登録することで、サービスを利用可能かどうかが審査されます。審査に通過するとすぐに入金され、迅速な手続きが可能なため、急ぎで資金調達をする必要なある方や忙しくて手続きをする時間がない方には丁度いいサービスとなっています。
売掛債権1万円からと少額でも利用可能
ペイトナーファクタリングでは売掛債権1万円からと小口の債権であってもサービスが利用可能となっています。額面の小さい請求書を現金化したい場合、少額の取引では利益が低いとファクタリング業者に判断されていまい、場合によっては取り扱いを断られるケースもあります。したがって、一般的に売掛債権が少額の場合、売却は難しいとされています。しかし、ペイトナーファクタリングでは少額の売掛債権の買い取りも積極的に実施しており、取引額が低くても気兼ねなく利用することができます。
サービス利用手数料が一律10%
ペイトナーファクタリングで売掛債権を現金化する際の手数料が10%に固定されています。取引金額や売掛債権の信用度などにかかわらず手数料が一律のため、安心してサービスを利用することができるといえます。また、サービス手数料以外には振込手数料の250円が必要なだけで、初期費用や月額費用は一切必要かかりません。
申し込みから最短10分で審査終了
営業時間内であれば、請求書の審査結果を最短10分で知ることができます。審査が10分で完了しない場合でも、当日中には審査が完了します。また、ペイトナーファクタリングでは審査の完了とともに現金が指定した口座に振り込まれるため、当日中に運転資金が必要になった時にも、対応することが可能です。
償還請求権がない「ノンリコース」
償還請求権とは、売掛先の倒産や廃業などの理由によってファクタリング業者が売掛金を回収できなかった場合、売掛債権を売却したサービス利用者に未回収の代金を請求できる権利のことを言います。ペイトナーファクタリングは、この償還請求権がない「ノンリコース」のため、万が一売掛先が売掛金を支払わなかった場合でも、サービス利用者がその代金を償還する必要は一切ありません。したがって、償還請求権がないことからサービスをより安心に利用することができます。
取引先に利用を知られない二者間ファクタリング
二者間ファクタリンとは、ファクタリング業者とサービス利用者の二者間のみで行われる取引のことをいいます。ファクタリング業者は売掛金を売掛先に直接請求するわけではなく、サービス利用者が回収して、代金をファクタリング業者に支払います。ペイトナーファクタリングでは、この二者間ファクタリングを採用しているため、サービスを利用したことを取引先(売掛先)に知られる心配が一切ありません。
必要な書類が少ない
ペイトナーファクタリングを利用する際に必要な書類は「支払日が確定している請求書」と「顔写真付きの身分証明書」の2点だけです。登記や確定申告の書類などは必要なく、誰でも簡単に申し込みを完了させることが可能です。
ペイトナーファクタリングのデメリットとは
ペイトナーファクタリングの利用にはメリットが多くある一方で、注意すべきデメリットもあります。以下の2点が注意点として挙げられるため、確認しておきましょう。
初回利用時は(25)万円の上限がある
ペイトナーファクタリングを初めて利用する場合、申請できる売掛債権の金額は25万円までとなっています。したがって、初回利用時は25万円を超える売掛債権を売却できない点には注意しておきましょう。
手続きを全てオンラインで行う必要がある
ペイトナーファクタリングでは、全てオンラインで手続きを完了させる必要があり、対面や郵送ではできません。そのため、対面でのやりとりを経て契約をしたい方やインターネットが利用できない環境の方は利用しづらいサービスとなっているかもしれません。また、電話での問い合わせもできないため、ご不明点などあればメールやチャットで問い合わせをする必要があります。
ペイトナーファクタリングの利用条件とは
ペイトナーファクタリングは、エンジニアやデザイナーなどのIT職種から建築・製造業の方まで幅広い職種の個人事業主やフリーランスの方が利用可能となっています。また、法人でも利用することが出来ます。しかし、正社員の方が給料や経費を対象にサービスを利用することはできないので注意しておきましょう。
ペイトナーファクタリングの審査条件とは
ペイトナーファクタリングでは審査にAIを採用しているため、AIの判断でサービスの利用が可能かどうか決まることになります。また、審査基準として、利用者の登録情報と取引先情報の総合的な観点にて審査を実施するとされています。そのため、明確な審査基準は明らかになっておらず、もし審査に落ちてしまった場合、なぜ審査に落ちたのかは分かりません。そこで、一般的に審査に落ちてしまう要因とされているものを以下で紹介していきます。
売掛先企業(取引先)の信用力が低い場合
ペイトナーファクタリングだけでなく、多くのファクタリング会社は、審査の際に売掛先企業(取引先)の業績や実態を重視するとされています。それは、ファクタリング会社は、買い取った売掛債権を回収できなという状況になることを避けたいと考えているからです。もし、売掛先企業が支払いに遅れたり、倒産したりすれば売掛金の回収が難しくなってしまいます。そのため、ファクタリング会社は売掛先企業に支払い能力があり、信用できる企業かどうかを審査しています。
請求書に不備があった場合
請求書の記載内容に不備があった場合に、審査に通らないケースが考えられます。ペイトナーファクタリングで利用できる請求書は以下の通りとされています。そのため、現金化しようとしている請求書がサービスの対象なのかどうかをしっかりと確認しておきましょう。
- 請求金額、支払期日が確定していて、今後、契約条件の変更の恐れがない請求書(契約条件の変更の可能性があるものは対象外になる)
- 申請日から支払い期日まで70日以内の請求書
また、多くのファクタリング会社は売掛先の与信を重要視しているとされるため、基本的なことですが請求先名がきちんと記載されていなければなりません。そのため、審査に落ちてしまった際は、請求先名を略名で記載していないか確認してみましょう。また、一般的に請求書には必須とされている事項があるため、そういった必須事項も請求書にきちんと記載されているかどうかも確認するようにしましょう。必須とされている事項は以下の通りです。
- 請求先の氏名、または、会社名
- 請求元の情報
- 発行日
- 取引内容
- 取引金額
本人確認書類に不備があった場合
本人確認書類に不備があった場合、審査に通らないケースが考えられます。ペイトナーファクタリンでは下記の4点の書類の中からいずれか1点を本人確認書類として提出する必要があります。下記以外の本人確認書類は有効とされず、健康保険証は対象とならないことには注意しておきましょう。
- 運転免許証
- マイナンバーカード
- 住基カード
- パスポート(2020年以前に発行されているもの)
また、本人確認書類は提出する際、有効期限内の元本を撮影したデータを提出し、記載の文字がすべて読み取れるものを提出する必要があります。したがって、運転免許証をコピーして、それを撮影した場合は、本人確認書類として無効とされてしまうので注意しましょう。
ペイトナーファクタリング利用までの流れ
ペイトナーファクタリングを利用するまでにどのような流れで手続きを行えばよいのでしょうか。以下で詳しく説明していきます。
(出典元:ペイトナーファクタリング公式サイト)
会員登録
まずペイトナーファクタリングのユーザー登録をしましょう。メールアドレスとパスワードを登録することでユーザー登録をすることができます。また、メールアドレスは普段から使っているものを登録するようにしましょう。ペイトナーファクタリングでは、支払日の7日前に売掛金回収に関する案内メールが届きます。そのため、普段使わないメールアドレスを登録すると、支払日の案内メールに気づけない可能性があるので、普段使うメールアドレスを登録するようにしましょう。
請求書情報の入力
アカウントにログイン後、請求書情報を入力しましょう。入力する情報は、請求書の金額が分かる画像、取引先の社名、取引先の電話番号、取引先の住所、銀行振り込みを希望する場合は振込先の銀行口座情報などです。その後、SMS認証を終えるとサービスへの申し込みは完了です。
事業者登録(初回のみ)
ペイトナーファクタリングでは、初回利用時のみ事業者登録をする必要があります。登録する情報は氏名、住所、事業所の名称や住所などです。また、身分証の登録も同時に行います。身分証として有効とされるものは上述した通りです。
審査
申し込みが完了すると登録した請求書が審査されることになります。営業時間内であれば最短10分で審査結果がメールアドレスに届きます。
入金
請求書が審査に通過すると、登録した銀行口座に入金されます。営業時間内(平日10:00~18:00)であれば、審査完了と同時に入金が行われます。
売掛金回収
取引先から入金されたのち、売掛金をペイトナーファクタリングから指定された銀行口座に入金しなければなりません。売掛金の入金期限は支払日から3営業日以内とされています。申し込みの際、売掛金の入金期限も表示されるので確認しておくようにしましょう。
ペイトナーファクタリングの利用シーンとは
ペイトナーファクタリングの利用をおすすめする方や利用シーンを以下で詳しく紹介していきます。
個人事業主で資金繰りに困っている場合
案件によってはプロジェクトに遅延が発生してしまい、プロジェクトが長引いてしまうことがあります。そうなると、あてにしていた報酬や経費の入金が遅くなり、生活費や家賃などが払えなくなってしまう可能性があります。そのような場合に、ペイトナーファクタリングをはじめとしたファクタリングを利用することで、資金繰りの問題を解決することができます。
フリーランスになりたてで資金がない場合
フリーランスになりたてのため手元に十分な資金がないことがあります。そのような場合に、早急な取引先への入金が困難になってしまうことや、プロジェクトの都合で報酬の入金に時間がかかり、資金繰りに困ることがあります。これらのような問題を抱えている場合は、ペイトナーファクタリングを利用することをおすすめします。
面倒な手続きを避けたい場合
多くのファクタリングサービスがある中で、ペイトナーファクタリングは必要最低限のものを用意するだけでサービスを利用することができます。具体的に利用するために用意するものとしては以下の通りです。
- 本人確認書類
- 請求書
- 実態確認書類(お仕事に関係したURL又は、口座入出金履歴)
- 受け取り用銀行口座
他の手続きが煩雑なファクタリングサービスに比べて、ペイトナーファクタリングは上記のものを用意するだけで利用できます。そのため、今すぐファクタリングを利用したいという方におすすめとなっています。
ファクタリングの利用が初めての場合
ファクタリングの利用が初めての方にもおすすめのサービスとなっています。上述した通りで、ペイトナーファクタリングは必要最低限のものを用意するだけで利用することが出来ます。また、累計申請件数が5万件を突破しており、取引先に有名な企業も多いため、実績のあるサービスとされています。
ペイトナーファクタリングの手数料について
ペイトナーファクタリングの手数料は一律先払い金額の10%です。売掛債権の信頼度や金額の大小に関わらず、手数料は一律10%になっています。
ペイトナーファクタリングの口コミや評判
ペイトナーファクタリング利用者の口コミを以下で紹介していきます。
フリーランスで仕事をしており、取引先からの入金が1ヶ月くらい遅れてしまい、資金繰りに困ったことがありました。 ペイトナーファクタリングを利用したきっかけは、とてもわかりやすく、手続きも簡単そうだと思ったからです。 安心して利用できています。 |
フリーランスで、ITコンサルタント・プロジェクトマネージャーをしている者です。 一時的に収支のバランスが崩れることが悩みでした。 ペイトナーファクタリングを利用したきっかけは、いくつかのファクタリング会社を比較した結果、一番いい印象を受けたためです。 外注先への支払いが柔軟に対応できるようになり、外部との信頼関係の確立にも大きく役立ちました。 |
フリーランスのアプリエンジニアです。 独立してから日が浅いこともあり、手元資金が十分にないことが悩みでした。 ペイトナーファクタリングでは、請求書の全額ではなく、必要な金額のみを買取してくれるサービスがあり、とてもありがたいです。 資金が不足するたびに利用させていただいています。 |
(出典元:ペイトナーファクタリング公式サイト)